小野寺 樹

リハビリに興味を持った理由は?

そもそも自分が訪問の仕事に興味を持った理由は、病院勤務時代にあります。病院内でのリハは自宅に戻られてからのことを考えながら介入を行ってはいますが、実際に患者が家で生活している場面は想像が出来ていませんでした。退院日には「家でも頑張ってくださいね」と何気なく声掛けをしていましたが、自宅では問題なく生活できているのか、どう頑張ればいいのか等、自分自身疑問だらけでした。様々な研修や勉強会で実際家に帰ってから上手く動けなかった方のお話を聞き、「なんと自分は無責任なことを言っていたのか」と感じました。環境に適応することの難しさ、病院内でのリハに限界が存在することの発見、今まで担当してきた患者への申し訳なさが訪問業務への道標となりました。

 目の前にいる利用者にとって今何が一番必要なのか、何を求められているのか、自分には何ができるのか。訪問先は利用者にとってホーム。「その人らしさ」を最大限に引き出すことを忘れずにこれからも利用者とかけがえのない時間を共有していきたいと思っています。

リハビリへの想い

自分がハートネットにお世話になっているのは平成22年10月からで、現在は訪問とデイサービスを担当させていただいています。茨城から横浜に引っ越してきてからの日々は自分にとってかけがえのない時間となっています。充実感に溢れた日々が続いているのは、周りの方のサポートがあってこそのことですし、人と繋がることの大切さも身に染みて感じている今日この頃です。

訪問の仕事に関しては以前の勤務地でも携わっていましたが、当時ハートネットでは20代のPT採用は初めてということを聞き、より責任感と使命感を持った記憶があります。横浜は初めての地で、文字通り右も左もわからずにいましたが、丁寧に時間を掛けて指導してくださった先輩方のおかげで今の自分がいるのだと思います。入職時よりも少しは成長しているのだろうか、戦力になれているのかなと不安に思うこともありますが、利用者の笑顔、有難いお言葉が自分に勇気を与えてくれています。